元旅行会社員 りょうの旅日記

元旅行会社員による旅ブログ。旅行に行く人の参考になれば嬉しいです。

旅行会社に就職して4年間で得たもの&よかったこと スキル/知識編!身についたことはこんなにあった。旅行会社就職はメリットもたくさん!

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元旅行会社員のりょうです。

 

私は4年間旅行代理店で働いていました。

転職を考えていた時期もあり、その時に「私ってこの会社で得たスキル・・何もない・・パソコンのキーボード操作が早くなったくらい」と思っていましたが、よくよく考えると結構たくさんありました。

 

というわけで、この記事では、旅行会社に勤めたら一体どんなスキルが身につくのか。

旅行会社に就職を考えているけど、後のキャリアアップ転職も検討中なので、旅行知識以外に何が身につけられるのか知りたい。

新卒で入社予定だけど、いったい何ができるようになるんだろう?

 

そんな方にぜひ読んでいただきたい記事です。

もちろん旅行会社によって多少異なる部分はありますので、参考程度にしていただければ幸いです。

 

 

私が旅行代理店でやっていた業務

まず初めに、旅行会社と一口でいっても様々です。

企画ばかりなのか、販売、添乗ばかりなのか等によって変わってくるかと思います。

そこでまずは私が居た旅行会社でのお仕事を軽く記載します。

 

  • 店頭での接客、旅行商品の販売
  • 電話、メールでのお客様対応
  • 予約になったお客様の予約の手配、管理
  • 旅行商品の作成
  • webページの作成 ※草案のみ
  • その他事務作業

 

など、、いわゆる「旅行代理店」でした。

なお、添乗は一切ありませんでした。

また、私は主に海外旅行の業務担当だったため、国内旅行関連の業務はあまり分かりません。。

 

新入社員で入社して4年、旅行会社で得たスキル/知識

それでは本題です。

かなり細かくしてみました!

 

ビジネスマナー編

まずはこれ。どの会社でもある程度身に着くことかもしれませんが、業種によっては全然ビジネスマナー研修がない場合もありますよね。

旅行会社ではしっかり研修もあり、実際に役立ちました。

 

で、こんなの誰でもちょっと研修したらできるでしょ。

もしくは

一般教養なんだから普通にやったらできるでしょ。

など、思うかもしれません。

 

私もそう思っていましたし、これがスキルとも思っていませんでしたが、新入社員が入ってきて、その子たちを見て、あまりの出来ていなさに「あぁ、私も最初はこうだったんだな。この子達が出来ていないって分かるということは、ちゃんとスキルとして身についたんだなぁ」と思いました。

 

名刺交換

基礎中の基礎ですが、業種によっては名刺交換をしたことがない人も多いのでは?

ただ交換するだけではなく、手の添え方、もらった名刺の置き場所などマナーがあり、これを何の意識もせずに出来るようになるのも1つのスキルだと思います。

 

手配先やホテル、航空会社の営業マンとのお付き合いも多く、名刺交換の場面は多々ありました。

 

電話応対

最初はとにかく大嫌いで、電話を取る手は震えていたし、心臓バクバクで、他の人が先に出ようものならほっとしていた電話応対。

4年間勤めても正直苦手意識はありましたが、まともに応対できるようになりました。

 

たかだか電話、取次するだけでしょ?と思いますが、毎年入ってくる新人を見ていて、毎日バンバン電話を取ってくれていても、正しい言葉遣いで、落ち着いて、必要な情報を聞いて、電話を取り次ぎ、もしくは自分で対応ができるようになるのは3か月~半年くらいかかる印象です。

特に取引先ではなく、一般のお客様からの電話対応ができるようになるまでが長いんです。

 

いきなり怒鳴って電話をかけてくるお客様もいれば、電話に出た瞬間、「今〇〇ホテルに宿泊予定になってんねんけどランクアップしたらいくらなん?」と前フリなしにいきなりベラベラ喋りだすお客様など、「お電話ありがとうございます。〇〇会社〇〇です。」の定型文では対処できないケースが7割以上。

これをさばけるようになると、今後コールセンター等でも余裕で働けるかなと思います。

 

特に新卒で入る会社で、電話応対が完璧になっているのは強いです。

新卒が電話応対が出来ないのは、ほほえましく見守ってくれますが、転職先では「電話も出来ないヤツ」というレッテルが貼られてしまうかもしれません。

 

ビジネスメール

「お世話になっています」からはじめて、正しい敬語で書くだけ。誰でも出来る。

と思うかもしれませんが、これも毎年入ってくる新卒の子を見てると、最初は全然できてないんです。

 

誤字脱字が多い、改行のタイミングがおかしい、句読点がおかしい、漢字変換ができていない、そして一番多いのが文章構成がめちゃくちゃ。

少しでも長文になると、なぜこの順番で書いた?っていうものや、やたらと「ありがとうございます」を連発するなど、なんとなく全体的に学生っぽいというか、ビジネスメール慣れしていないのがよく分かり、これもちゃんと出来るようになるまで半年ほどかかっています。

 

正しい言葉遣い、ビジネスシーンでの話し方

よっぽど仲良くなった取引先は別として、「すみません」「〇〇さんが言ってました」など、学生の時に使っていた敬語は通用しません。

「すみません」→「申し訳ございません」

「〇〇さんが言ってました」→「〇〇が申しておりました」

など、尊敬語、謙譲語などをスムーズに使えるように。

 

特に新入社員の子の電話の取次ぎは、言葉遣いを気にしながら慣れない電話をするので身につけるまで大変そうでした。

 

パソコンスキル編

続いてパソコンスキル。

毎日のようにパソコンとにらめっこしていたので、これもなかなか。

 

ブラインドタッチができるようになった/打つのが早くなった

私はブラインドタッチができるようになりました。

中には何年居ても出来ない人もいましたが、皆打つのはめちゃくちゃ早かったです。

毎日膨大な量のメール返信があり、遅いと本当に仕事にならないレベルでした。

このスキルは今のブログにも役立っていますし、その他日常生活でもパソコンは頻繁に使うので役立っています。

 

ショートカットキーを覚えた

ショートカットキーは色々ありますが、昔は結局覚えられずで、ショートカットキーを使わない方が早かったのですが、仕事で実際に頻繁に使い、色々と駆使できるようになりました。

ブラインドタッチと合わせて、とにかくパソコンの基本操作がめちゃくちゃ早くなりました。

 

エクセルがある程度使えるようになった

エクセルって機能多すぎて、どのレベルになったら「エクセル使えます」なのかよく分かりませんが、結構難しい計算式などの表も作れるようになりました。

これは旅行商品作成時、料金計算でよく使っていたため、使えるように。

 

ワードがある程度使えるようになった

元々多少は使えていましたが、改行幅縮めたり、署名入れたり、以前より使える機能が増えました。

お客様とのやりとりで、メールが使えない方は、文書でのやりとりという時もあったので、その時に得たスキルです。

 

パワーポイントがある程度使えるようになった

社内で勉強会や会議をするときに使っていました。

元々ちょっとは使えましたが、よりグラフ挿入、画像挿入などがスムーズにできるようになったと思います。

 

SEOへの知識

そこまで詳しくありませんが、SEOって何なのか、どうやったら検索順位上がるのか等、ふわっとした基礎知識はありました。

これはwebページ作成の際に、web開発チームから色々と教えてもらいました。

 

その他一般教養、事務作業編

他にも、この会社に入社してできるようになった小さなことは色々。

 

郵便の出し方が分かるようになった

クロネコヤマト、佐川急便、日本郵便などそれぞれの特徴や値段、サイズ、サービスなど気づけば結構覚えてました。

お客様への日程表の送付等で使っていました。

伝票の書き方とかも入社してから知りました。

 

レジ打ち、領収書発行、カード決済などお金関連知識

旅行代金を店頭で支払う場合に対応していました。

バイトでレジ系をやったことがなかったので、いい勉強になりました。

一度経験しておくと、今後バイトやパートでも抵抗なく出来るかと思います。

 

コピー、印刷機、FAXの使い方

コピーはまぁ分かるとして、製本タイプの印刷の仕方とかも分かるように。

そもそも製本できるんだ・・!!と感動しました。

FAXは幼少期家にあった覚えはありますが使ったことがなかったので、はじめて使い方を知りました。まぁボタン押すだけなんですけど。

 

電卓を打つスピードが超高速に

毎日のように見積や計算をしていると、パソコンと同じくらいのスピードで電卓が打てるようになります。地味な特技になりました。笑

 

旅行会社ならでは編

ここまでは会社によっては旅行会社じゃなくても手に入れられるスキルでした。

ここからは旅行会社ならではのスキル/知識です。

解説を読まないと何のことか分からないものもあるかもしれませんが、ご了承ください。

 

エーブルベーカーが分かるようになった

アルファベットのaをエーブル、bをベーカーという風に言う呼び方(?)です。

電話や口頭ではbとdの聞き間違いをしてしまう可能性があるため、分かりやすくするために生まれた業界用語のようなもの。

旅行会社以外にも、航空会社や旅行関連会社なども使います。

 

空港のスリーレターが分かるようになった

HND=羽田、NRT=成田、KIX関空 のような、空港を表す3桁のアルファベット。

海外担当だったので、よっぽどマイナーな国や都市のスリーレター以外は、世界中ほとんど頭に入っています。4年も業務で使えば勝手に覚えました。

旅行会社関連、航空会社に転職するなら役に立つでしょう。

 

航空会社のツーレターが分かるようになった

JAL=JL、全日空=NH、大韓航空=KE など、航空会社を表す2レター。

これも国際線がある航空会社はほぼ頭に入っています。勝手に覚えました。

 

空港スリーレターも航空会社2レターもそうですが、プライベートでも航空券をぱっと見た時に、チケットに書いてある情報がほとんど読み取ることができるようになります。

航空券ってほんと何書いてあるか分かりにくくないですか?

色んなところに謎の番号やアルファベットが書いてあったり、、ああいうのが分かるようになります。

 

どこの国が直行便ありなのか、どの航空会社が運行しているのか等分かるようになった

時が経てば変わりゆく情報ではありますが、これは自分で旅行を手配するとき、知っているととても楽です。運行がある航空会社だけを調べればいいですから。

あと毎日運航があるのかどうか等も頭に入っているので、調べやすくなりました。

 

航空会社の評判が分かるようになった

この航空会社、遅延が多いんだよなぁとか、トラブルがあった時全然対処してくれないんだよなぁとか、そういったことが長く旅行会社に勤めれば勤めるほど、感覚的に分かってきます。

なので、プライベートで旅行に行く際も、どの航空会社を選ぶべきか分かってきます。

 

旅行の値ごろ感が分かるようになった

毎日のようにホテルや航空券の値段を見ていると、実際自分の旅行を手配する際、「セール」と書いている航空券やホテルが本当に安いのか、それとも大したことないのかが分かってきます。

これが分かっていると手配も楽で、永遠にもっと安いのはないのか・・と探すこともなくなります。これ以上安いのはないだろう、というのが分かってきます。

 

CRSシステムが使えるようになった

これは旅行会社が航空券を予約するときに使うシステムのこと。

自由自在に使えるようになると、今後他の旅行会社や航空会社、もしくはCRSシステム関連の会社そのものに転職へ役立ちます。

これ、最初はほんっっっとに使い方意味不明なんです。

暗号が並んでいるようで、新入社員の時このシステムを使っている先輩を見て、「こんなものを使いこなせる自分が想像できない」と本気で思ったほどです。

 

タリフが読めるようになった

ホテル、航空会社などの料金表のことです。

それくらい分かるだろと思うかもしれませんが、特に航空会社のタリフは、一般の人が見たら意味不明で全く読めないものも多いです。

CRSシステムと合わせて、タリフもある程度読めると、他旅行会社や航空会社への転職がしやすいと思います(転職したことないですがw)

 

世界各国の場所、世界遺産、観光地、特徴などが分かるようになった

旅行会社に居たら絶対必要な知識。

本当に色んな場所に詳しくなります。ある程度は勝手に覚えます。

一般教養として、詳しくて損はないですね。

 

英語がちょっとできるようになった

一応元々多少はできたんですけどね、、手配や海外支店とのやりとりで英語を使うことも多くありました。前に出てきたタリフも英語で書かれているものがほとんどです。

全く英語が出来なかった社員も、気づけばちょっとできるようになってました。

とは言っても話すことは滅多になく、読むorメールが多いので、話せない&聞けないですが、英語に抵抗がなくなりました。

 

旅行保険の知識

どれほど旅行保険が大切か身に染みて分かるようになったし、保障内容のどこを見ればいいか、値ごろ感など、自分で入る保険を見極められるようになりました。

また、どんな場合に保険がおりるかも大体分かりますので、正しく保険請求できるようにも。

 

旅行会社就職で得られるものは本当にたくさんあります。

よく旅行会社で身についたものってないよね・・と同僚と話していました。

旅行知識がちょっと人よりあるくらい。旅行会社以外は今後もいけない。

そんな風に思っていました。

 

が!こうやって細かく書き出してみると結構あるんです。

そして、ビジネスマナー系は一通りできるのが旅行会社です。

 

さらにBtoB、BtoCの両方の側面があるので、どちらの対応もできるようになることも大きいです。

ビジネスメールも名刺交換もできます。

個人のお客様ともメール、電話、店頭全てで関われます。

 

もし、旅行会社就職後、転職を考えるならば。

再度旅行会社でもいいし、旅行会社関連や航空会社もありですね。

また、ビジネスマナーや気持ち程度の英語もできるので、商社マンなどいわゆるビジネスマン系でもいいと思います。

 

店頭での接客販売もしているので、アパレルやデパートでの販売員などもできます。

個人のお客様の電話応対もできるのでコールセンターもできます。

 

プライベートでは旅行知識が身に付きます。

値ごろ感、各国の観光地、航空会社やホテルの評判、保険のことまで。

自分が旅行に行く際、ずっと役に立つ知識です。

 

旅行会社は、社会人として必要な教養や一般常識を幅広く知ることができると思います。

 

 

特に新卒には旅行会社はおすすめ・・かも。

就職活動をしていたとき、周りの人に旅行会社は辞めとけとよく言われました。

しんどい、給料が安い、専門性もない。

実際に就職して確かにその通りだったと思います。

辞めたい、転職したいと何度も思いましたが、旅行会社に入社したこと自体は一切後悔していません。

 

その理由として、

  • 基本的なビジネスマナーを幅広く学べたこと。
  • 激務を体験できたこと。
  • 「旅行」という好きなものに関われたこと。

この3つが大きいと思います。

 

激務薄給なんて経験しないに越したことはありませんが、新卒で経験済だと、転職したあとどこも楽に思えます。(笑)

実際に転職した人の多くが暇になった、楽になった、給料が上がったというのがほとんど。

 

激務薄給と聞いても入社したい気持ちがあるなら、その気持ちを大切にした方がいいと思います。

それで自分にぴったりだったら続ければいいし、ダメなら転職すればいい。

 

新卒のときって転職のことを考えながら就活することって基本ないと思うのですが。

転職ありきで考えるのであれば、最初の1社として旅行会社はお勧めだと思います!!

 

 

 

あと社員全員もれなくが旅行好きだったので、楽しかったし、辞めた今でも仲良くしています。

 

以上、元旅行会社員からのちょっとしたご意見でした。

他にも得られたもので思い出したものがあれば、追記していきます♪