突然ですが皆さん、飛行機って好きですか?
見る方ではなく、乗る方です。
私は・・・飛行機なんて大嫌いです。
旅ブロガーでありながら、元旅行会社に勤めておきながら、飛行機は今でも怖いです。
旅行会社員時代、出張や研修で飛行機に乗ることも多々ありましたが、それでも慣れませんでした。
そんな今でも嫌い・怖い飛行機ですが、何度か飛行機に乗っていくうちに、自分なりの対処方が分かってきました。
それでも怖いですが、少しでも飛行機嫌い・怖い人の参考になればと思います!
また、いつから飛行機が怖いのかなども書いてみたので、興味がある方はぜひ読んでみてもらえると嬉しいです。
- いつから飛行機が怖い・嫌いなのか
- 飛行機怖い・嫌いを克服しようと試みる
- 試してみたこと
- はじめてのビジネスクラス・・怖くなかった!克服の兆しが見えてきた
- 新幹線に乗っている時に気づいたこと
- 怖すぎ飛行機体験談~でも生きてます~
- まとめ:飛行機を怖いと思う理由を考えてみよう
いつから飛行機が怖い・嫌いなのか
幼少期からずっと、「飛行機=怖い」イメージがありました。
世界仰天ニュースなどで「奇跡の生還」「絶体絶命の飛行機事故!」なんて風に飛行機事故をモチーフにした実話再現ドラマ?のようなものをよく見ており、「飛行機は重大事故が起きる乗り物」のイメージが植え付けられてたのかと思います。
小学校の頃、家族でディズニーランドに行く際「飛行機か新幹線か」という話を両親がしていて、飛行機は絶対いや!!怖い!!と言って新幹線にしてもらったことも覚えています。
初めて飛行機に乗ったのは高校生の頃。
初めての海外旅行(韓国)の時でした。
高校生にもなった頃には、飛行機にまだ苦手意識があったものの、小さい時のように「怖い!怖い!」という程ではなく、「怖いけど一回くらいは乗ってみたいかも・・」と興味が湧くようになっていました。
そんな飛行機に乗ってみて。
最初、滑走路をゆっくりと進んでいきます。
「なんだか車に乗ってるような感覚だなー。全然怖くないかも」と思っていた矢先。
「ゴォオオオオオオオオオオ!!!」
と大きな音を立てて急加速。(飛び立つ瞬間)
思っていた以上にかかるG。そしてフワッとする感覚。
もともとジェットコースターも嫌いな私にとって、この感覚は「怖い」ものでした。
そして「あ、やっぱり私飛行機無理やああああああ!!」と確信してしまいました(笑)
みなさんははじめて飛行機に乗ったとき、どうでしたか?
私は車くらいの感じをイメージしていたので、あのGがかかる感じは本当に衝撃的でした・・・。
飛行機怖い・嫌いを克服しようと試みる
それでもこの初海外旅行で、海外旅行にハマってしまう私。
海外に行くためにはなんとしてもこの飛行機怖い・嫌いを克服もしくはマシにしなければ!と思い、色々試してみました。
試してみたこと
飛行機に乗る前、極限まで寝不足状態にしておき、乗った瞬間寝る
これが一番力技だけど、効果があったかなと思うもの。
怖いなら寝てしまえ!と思い、離陸前に寝ようと試みました。
私は割とどこでも眠れるタイプなのですが、さすがに怖いと思っている飛行機ではなかなか寝付けず。
寝れた!と思ったら離陸の「ゴォオオオオオオオ」で目が覚めてしまう。(一番最悪なやつ)
こうなったら目が覚めないよう、極限まで睡眠不足にしておけばいいのでは!と思い、飛行機に乗る前日、夜中一切寝ないという荒業に踏み切ってみました。
さすがにここまですると飛行機の中でも眠くなり、乗ってすぐ眠れ、ほぼ爆睡状態で目的地まで行けました。
ただデメリットは、、深く考えずとも分かるとは思いますが、飛行機に乗るまでが眠すぎてしんどいこと。
2~3時間の短いフライトの場合、飛行機の睡眠だけでは足りず、目的地についても寝不足のままということ。。ぐぬ。
ということで、この方法は帰りのフライトの際によく試しています。
行きにコレをやって、着いてから体調不良になるのも・・ね・・・。
あとは眠りから覚めてしまうと終わるので、とにかく快適に寝られるように。
お手洗いを済ましておき、ネックピローを準備し、あと私は足枕も購入して使っています。
こういうやつ。↓
足元に入れ込むので、隣が知り合い、もしくは窓側の席じゃないとさすがに迷惑かな・・と思って使えませんがかなり快適になります。
自宅でもオットマンとして使えるし、使わないときは空気を抜いてたたんでおけるものがほとんどなので、場所も取りません。おすすめです。
全然怖がっていない人と一緒に乗って話す
これは気持ちの問題ですが、飛行機大好き!って人と一緒に乗ると少し緊張が和らぎます。
私の夫は、私が飛行機にビビりまくっていると「俺まで怖くなってきた」と一緒にビビってしまって悪い方に相乗効果が出るのですが、怖がってない人と乗れば「怖くなくなってきた」が伝染ります。
依然、フワっとなったり揺れが激しくなると怖いですが、「飛行機落ちるかも・・・」とか、そっち系の怖さは、飛行機に乗り慣れている人と乗ると少し和らぐかもしれません。
飛行機が怖い、って思っている人と乗ると余計怖くなる気がします。
映画や音楽に集中してみる
私にはあまり効かなかったけれど、揺れていなくても飛んでいる最中ずっと怖い、っていう人は効くかもしれません。
私は「揺れたら怖い」「揺れたら、落ちるのでは?と思って怖い」んですが、安定して飛んでいる時は大丈夫です。
でもずっと怖い人は、映画や音楽で気を紛らわすのもいいかもしれませんね。
私はむしろ、映画や音楽の世界に入り込んでいる際に急に「フワっ」としたら、油断していたことも相まって余計怖かったです。笑
飛行機の事故率は低いよ!っていう記事を読み漁る
これも気持ちの問題ですが、私の根底には「飛行機=落ちる」のイメージが付いているわけで。(子供の時、怖いと思いながらもつい見ていた飛行機事故系のテレビのせい)
大人になって、さすがにそうそう事故なんて起きないと思うようになったけれど、やっぱり不安。
というわけで飛行機の事故率は低いよ!なんていう系の記事や、1つくらいエンジンが止まっても大丈夫!とか、飛行機の安全を語る記事をたくさん読みました。
そして飛行機に乗っている最中、どうしても怖くなったら、これらの記事を思い出していました。
落ちるわけない!!絶対落ちない!!と。でも怖かったけど。笑
はじめてのビジネスクラス・・怖くなかった!克服の兆しが見えてきた
そんな感じでコレといった解決法は見つからず、依然飛行機は怖いまま。
爆睡作戦が上手くいった日はよかったですが、そうでない時はやっぱり怖かったです。
何回か乗っていれば慣れると聞いても、そんなことありませんでした。
が、ある日。仕事で海外に行った時、たまたまアップグレードでビジネスクラスに乗ることができました。
はじめてのビジネスクラスです。
そしてこの時のフライト、なぜかあんまり怖くなかったんです。
なんでだ?と自分で思い返して見ると、克服のヒントが見えてきました。
狭いのが怖かった?
ぱっと思いつくビジネスクラスの魅力といえば、シートの広さ。
足は伸ばし放題、好きなタイミングでお手洗いに行ける。横の人と当たることもない。
それに比べてエコノミーシートは、前にも後ろにも、そしては横にもほぼ動けない固定状態。
3列シートの真ん中なんてもう最悪ですよね。
立ち上がるのはおろか、機内食が来ていてテーブルをおろしていると、下の荷物も取れやしない。
とにかく身動きが取れない。
・・・私は閉所恐怖症という程でもないはずなんですが、はじめて東京の満員電車に乗った際、動けなくてなんだか怖くなりました。
また、MRI(脳検査のやつ)も、手汗握るほど怖かったです。あ、もしかして、狭いのダメなのかな?と思いました。
そして最近知ったのですが「広場恐怖症」というパニック障害の一種?みたいなものがあるみたいで。
「広場」と付いていますが広いところが怖いのではなく、動けない、助けてもらえない、そこから逃げ出せない空間が怖いみたいな?
確かに私狭いところというよりは、花火大会くらいの身動きが取れないレベルのとんでもない人混み、満員電車、遊園地の乗り物でしっかり固定された瞬間とかも苦手です。
お腹痛くなったらどうしようとか、貧血になったらどうしようとか思って気分が悪くなりがち・・・。
広場恐怖症って私も自分で軽く調べただけで、診断してもらったわけじゃないのですが、なんかその傾向にあるかも・・・って気がしてます。
気になる方は「広場恐怖症」で調べてみてください。
というわけで飛行機が怖いのは「落ちるかも」「浮遊感」だけだと思っていましたが、実は狭さというか、エコノミークラスの身動きが取れない環境にもあるような気がしてます。
それに気づいた私は、毎回ビジネスクラスに・・・・は無理なので(笑)、ちょっと足元が広い席(数千円~数万円追加)をできるだけ選ぶようにしています。
この理由で怖い方は、少し広くなるだけで気持ち的にラクになるかもしれません。
フルフラットだと浮遊感がマシ?
そして私が乗ったビジネスクラスは完全にシートが後ろまで倒れるフルフラットタイプでした。
というわけで食事の時以外は基本的にずーっとフルフラットにしていたのですが、座っているよりも浮遊感がマシだったんです。(個人的な感覚かもしれませんが・・)
熟睡できた?
まああとはコレ、この日は睡眠不足でもなんでもない時だったので、寝れるかな~と心配だったのですが、快適ビジネスクラスでぐっすり眠ることができました。
もしかしたらめちゃくちゃ揺れていたのかもしれませんが、しっかり眠れたのもよかったです。
新幹線に乗っている時に気づいたこと
そしてビジネスクラスの件とは別件で、新幹線に乗っていた時のこと・・・。
トイレに行ってみて思った、飛行機より揺れている
その日は腹痛で新幹線のトイレに長い間籠もっていたのですが、揺れる揺れる。
普通の座席に居る時は特に何も思わないのですが、トイレ中は気になりました。
そこでピーン!と閃いた、これ飛行機よりめっちゃ揺れているのでは?と。
飛行機も揺れる時は揺れますが、安定して飛んでいる時はスーーッとなめらかで、ほぼ揺れませんよね。
そんな時に急に「フワッ」と、「ガタガタッ」と揺れるから、余計に「うわ!揺れた!怖い!」となる気がしてきました。
新幹線は基本揺れっぱなし。でも怖くない。
ならば、これから飛行機で揺れたら「ここは新幹線!」と思えばいいのでは!と。
というわけで一度実践してみたのですが、大きな揺れでなければ結構いけます。
目を閉じて「ここは新幹線のトイレだ~~~」と思うと、案外揺れてない気がしてきます。
よければ一度お試しを!
怖すぎ飛行機体験談~でも生きてます~
ここからは1つ、私が乗った飛行機の中で一番怖かった体験を。
この時はマジで死ぬんじゃないかと思いました(大げさ)
その時は国際線エコノミークラスに乗っていました。
座席は2-4-2の配列になっていて4列シートの真ん中。最悪の場所です。
ですが大きな揺れもなく、「着陸体勢に入るのでシートベルトを~・・」のアナウンスが流れ、無事に着くかと思いました。
それから約30分、どんどん揺れがひどくなってきました。
大体着陸直前って下降していることもあり揺れますよね。
なのでもうすぐかぁ~頑張ろ~と思っていたのですが、更に5分、10分、15分、、、、揺れはひどくなる一方で一向に着陸しません。
てかアナウンス流れてから着陸するまでこんなに時間かかるっけ?と不信感が募っていく・・・。
こんなに揺れていて、かつ着陸しないのに、追加のアナウンスもありません。
外が見えない席なので、まだはるか上空なのか、もうすぐ着陸くらいの高さなのかも分かりません。
ここで思う「もしかして何かトラブルでもあったのでは・・・??」
一度思い始めると「怖い、落ちる」の方に気持ちが持って行かれ、1人でプチパニック状態。揺れも大きいので普通に怖い。
「早く着け~~~~・・・!!」と耐えていたその時
「ゴォオオオオオオオオオオ!!」
と離陸の時のような音と少しのGが!!
これにはさすがに機内もざわざわ。
飛行機を降りてから調べたところ、おそらくゴーアラウンド(着陸やりなおし)っぽいです。
着陸復行[1]または着陸復航(ちゃくりくふっこう)とは、VFR、IFRを問わず航空機が着陸もしくはそのための進入の継続を断念し、上昇体制に移ること。ゴーア ラウンド(Go-around) とも。 Wikipediaより
ただこのゴーアラウンド(?)があった後も何1つアナウンスは無し。
それでなくてもビビっていたのに、追い打ちをかけるようなゴーアラウンド。心臓がばくばくしました。
今まで飛行機に乗って怖い怖いと思うことはありましたが、ここまで顕著に体に影響が出る(心臓バクバク、冷や汗、震え)ははじめて。
アナウンスもできない程何かあったのだろうと、あ、死ぬのかな。。と本気で思いました。
その後も変わらず揺れ続けることおよそ30分ほど。ドドーン。と着陸。
結局最後までアナウンスは無し。何事もなかったかのようでした。(しっかり遅延したのに)
そして本当に何だったのかは分からずじまいです。
私にとって一番怖かった飛行機。でも一度体験して生きて戻ってきてるからこそ、もう1度ゴーアラウンドがあったときに落ち着いてられる・・・かも?
まとめ:飛行機を怖いと思う理由を考えてみよう
改めて、まとめ。
私が飛行機が怖いと思っていた理由は
- 飛行機=落ちるかもだから
- フワっとした感覚が無理だから(ジェットコースターもだめ)
この2つでしたが、実はエコノミークラスの狭さ(身動きが取れない)も怖いことに気づきました。
自分が閉所恐怖症や広場恐怖症だと思ったこともなかったし、そう診断されたこともないんですが、なーんかエコノミーで席に着いた時に感じる不安感。
もしかしたら狭いのが怖いのかも。と思いました。
もしかしたらですが、気づいていないだけで狭さが怖い人もいるかもしれません。
そんな方は一度、ビジネスまでしなくても、少し足元が広いシートなんかにするだけでも楽になるかもしれません。
あと単純に快適です。トイレもすぐ行けるし、足元かなり楽です。
よかったら試してみてください。
飛行機が怖いと一口に言っても、なんで怖いのか?は人それぞれだと思います。
1度なぜ怖いのかをじっくり考えてみると、解決策が見えてくるかもしれませんよ…!
以上、今回は旅行関係の小話でした(^^)