みなさんこんにちは、りょうです。
今回はもうすぐ登山催行が禁止になる、エアーズロックの登山ツアーに参加した際のレポートです。
※追記※2019年10月25日をもって、エアーズロックの登山は禁止となりました。
今後はこの記事に書いてある、「登山が催行されなかった場合」の流れとなりますので、そのつもりで読んでみてくださいね!
きっと最後のチャンスで、これから行く方も多いはず。
- 登山禁止になるから行くか迷っている、実際どんな感じなの?
- エアーズロックって何泊くらいするのがいいの?
- もう予約したけど、注意事項や持ち物は?
- 登山の催行がなかった時は何をするの?
上記のような方たちにおすすめのツアーです!
- エアーズロック登山の前に!登山が出来なくなるのはいつから?
- 参加したエアーズロック登山のオプショナルツア―
- 参加したエアーズロックツアーの流れ
- エアーズロックの滞在スケジュールおすすめ
- エアーズロックに行く際、持って行った方がいいもの
- エアーズロックは登れなくても楽しいよ!!
エアーズロック登山の前に!登山が出来なくなるのはいつから?
エアーズロックの登山が禁止になるのはご存知でしたか?
実はもうすぐに迫っています。
具体的には、2019年10月26日以降は登山禁止になります。
※追記※ついに登山禁止になりました。
禁止になった理由が気になる方は下記記事を読んでみてくださいね。
個人的には登らずとも十分楽しめると思っているエアーズロックですが、それでもどうしても登りたいという方は急いで予約してくださいね。
特に今年は9月後半~11月頭は、オーストラリア路線の飛行機がめちゃくちゃ混みあいます。
というのも、日本でラグビーワールドカップがあるから。
オーストラリアはラグビーが好きな方も多く、日本に訪れるオーストラリア人で混み合います。ご注意を!
参加したエアーズロック登山のオプショナルツア―
実際は参加したパッケージツアーに含まれていましたが、全く同じ催行会社、同じ内容のオプショナルツアーがベルトラというオプショナルツアーのサイトにありました。
※現在ウルル登頂はなくなっており、ふもと巡りを楽しむツアー内容になっています※
催行会社はAAT KINGSという会社。
エアーズロックの日本人向けのオプショナルツアーは、このAAT KINGSが牛耳っています。
そのため、もともとパッケージツアーに組み込みのエアーズロックのツアーも、ほとんどこのAAT KINGSに委託しているはずなので、皆さんこのツアーに参加になると思います。
たとえばJTBで申し込んだ!という人も、HISで申し込んだ!という人も、同じエアーズロック散策ツアーに参加になります。
参加したエアーズロックツアーの流れ
こんな感じで、主に4つの観光が含まれています。
1つずつ見て行きましょう。
ちなみに全編にわたって日本語ガイド付きです。
他の旅行会社さんからの参加、オプションだけ予約の方、様々でした。
ツアー参加者は20~30人くらい居たと思います。
エアーズロック到着日の夕方からツアー開始!
ホテルまでツアーバスが迎えにきてくれます。
カタジュタ・ウォルパ散策
まずはバスに乗ってカタジュタの展望台へ。↑の画像のような景色が見られます。
ここは時間がない場合飛ばすことがあるようですが、私が旅行会社員を務めていた頃、このツアーに参加して、ここの行程を飛ばしたというお客様はほぼ聞いたことがありません。
そのため、基本は行くと思ってもらって大丈夫かと思います。
ちなみに、目的はエアーズロック(ウルル)なんだけど、カタジュタってなに?という方。
カタジュタは、エアーズロック(ウルル)と同じく、ウルルカタジュタ公園内にあり、エアーズロックに行ったらほぼ確実に一緒に行く場所です。
詳細はこちらのビーンさんという方のブログがとっても分かりやすくカタジュタのことを記載しているので、よかったら見てみてくださいね★
展望台を見終わったら再度バスに乗り込み、カタジュタに近づきます。
カタジュタに到着したら、カタジュタの「ウォルパ渓谷」というところを散策します!
こちらが近くから見たカタジュタ。
山と山の間、少し空いてるのが分かりますでしょうか?
この山の間を縫って歩くのがウォルパ渓谷の散策です!
奥の方に小さく人が映っているのを見ると、スケールの大きさが分かるかも・・・!
風の通り道と言われ、心地よい風が吹いています。
途中までガイドさんと歩き、このカタジュタっていうのが何なのかなど、色々説明してくれます。
エアーズロック(ウルル)しか期待してなかったけど、カタジュタめっちゃいいじゃん・・!
と、私を含め、友人らも口々に言っておりました。
途中からガイドさんと分かれて好きに自分で歩き回ってok。
このカタジュタ散策自体の所要時間は1時間程度ですが、疲れた方は先にバスに戻っちゃっても大丈夫です。
とは言っても、アップダウンも大してないですし、そこまで疲れないと思います。
まっすぐ一本道なので迷う心配もありません。
帰りは逆光です。これはこれで綺麗な空が撮れた♪
バスに戻ってくるとツアー会社の人がバス前で、冷たいお茶とおしぼりを用意してくれているのでさっぱり。
お茶はペットボトルではなく、ジャグにお茶が入っており、紙コップで飲む感じです。
散策中は必ず自分で飲み物を持って行って飲んでくださいね。
ウルルサンセットツアー
次はウルルが見える場所へ移動。
写真でよく見るウルルの景色は、恐らくここから撮ったものだと思います。
ここではウルルの後ろにサンセットが沈んでいく姿を見ることができます。
また、ちょっとしたカナッペ、クラッカー、クッキー、ポッキーみたいなやつ等の軽食と、スパークリングワインやソフトドリンクが置いてあり、好きに食べながらみんなでわいわいサンセットを見ます。
これが定番のスパークリングワインに映る逆さウルル!
上記は一緒に行った友人が撮ったものです。
私はお酒がダメなので、ジンジャーエールでやってみましたが、どうやらシャンパンじゃないと映らないようです(笑)
大体40分くらいここで過ごして、各ホテルへ送迎。1日目終了です。
ホテルについてもやることがなく、ご飯を食べに行くくらいなので、せっかくならこの後に星空観察&サザンスカイBBQディナーをセットで申し込んだ方が良いかと思います。
これに参加する方は、催行会社が同じなので、このままBBQ会場へ移動できます。
参加しない方はホテルへお送り。
BBQディナーについての詳細はこちら↓☆
ウルルサンライズ
※通常は翌朝に参加ですが、私たちは翌日に別途キングスキャニオンのオプショナルツアーに参加していたので、更にその翌日にこのツアーの続きを入れました。
サンライズを見に行くツアーなので、もちろん!朝めちゃくちゃ早いです。
太陽が出る前にホテルを出るので、時期にもよりますが、4時台にホテル出発。
前のウルルサンセットとは違った会場へ。
ここではコーヒーや紅茶、クッキー等の軽食が用意されています。
ちなみに私たちはまさかの雨!!(笑)
小雨でしたがドン曇りで、サンライズは見れず、、ちーん。
サンセットは見れたから良しとするしかない・・
ウルル登山&ふもと巡り
そしてウルルに近づいていきます。バスから外を見ると大雨です。涙
絶対登れないですが、ガイドさんは「いやぁ~~どうでしょうねえ~~」と。(もちろんジョークですよ!バス内の空気は和やかでした^^)
→今は登れなくなっているので、登山ではなくふもと巡りをしに行きます。
と、言いつつウルルまで到着!
見よ!!!!!この曇りっぷり!!!
なんも見えねえよおおおおおおおおおおおおお
てっぺんどこだよおおおおおおおふざけんなあああああああ
とかなんとか言ってた10分後↓
ピーカン晴れ。雲どこいってん。
ウルルの天気情緒不安定なの?
到着後はまず、みんなでウルル登山の催行有無を確認しに行きます。
こんな感じで看板が置いてあるので、これを見て確認。
ガイドさんたちも実際に行って、この看板を目視しないと催行有無は分からないようです。
→今は登れないので、そのままウルルふもと巡りの説明になると思います。
まだ登山が禁止されていなかった頃の、登山の催行がなかった日。実際の看板がこちら。
でかでかと[NO ENTRY]の文字。
こう書いてある日は登山は出来ないので、全員巡りのふもと巡りの方に参加になります。
※追記※なので、ここからは登山禁止になった2019年10月26日以降の方も同じ流れになります!
ちなみに看板には、いろんな国の言葉でウルルに登らないでほしいという先住民の思いが書いてありました。
日本人が一番登るようで、日本語が一番初めに書かれています。
また、ウルルの登山催行中止になる理由一覧がここに書いてあります。
私達は、「岩に雲がかかっている」、「岩肌がぬれている」でアウトでした。
雨が降っていなくても、降った直後で濡れていてもだめです。
また、現地が夏の時期は高温が理由でほぼ登れません。
年間を通しての登山催行率は4割程度です。
ちなみに登れる日は、登山組とふもと巡り組に分かれます。
登山組は途中からふもと巡り組の方と合流します。
ガイドはふもと巡りの方についていくため、登山する方は自分で勝手に行って、〇〇時にはここに戻ってきてください。という形になるそうです。
というのも、ガイドは先住民の「登らないでほしい」の意思を尊重しているようで、行かないそうです。
もし登るなら下記のような道を上ります。
真ん中に銀っぽいのがあるの見えますか?
これは鎖が刺さってあって、この鎖を持って登ります。
決してハイキングみたいな感じではなく、岩肌を上るという感じです。
元々わたしも登らない方がいいものと聞いていたので、行く前から登れなくてもいいやという気持ち派でした。
登山催行があったら、、その時考えようと思ってましたが、現地に行ってガイドさんの色々説明を聞いているうちに、そしてウルルの前にある看板を見て、登らないでおこうという気持ちが大きくなりました。
あと、単純にこの鎖を見て、「あっ、、こういう感じね・・」と思いました。(笑)
登山は景色を楽しみながらハイキングって感じでもないし、ガイドも来ないから本当に黙々と登るだけだし、ただ達成感だけはあるかもしれないけど、ふもと巡りの方が楽しそうだなあという気持ちになりました。
実際まだ登山禁止されているわけではありませんし、マナーを守って、先住民の気持ちを汲み取って登るのであればいいと思いますが、、、なんだか個人的には、これだけ現地で登らないでって言われ続けて登るのってどうなの、、と思っちゃいました。否定してるわけじゃないよ。※追記※もう登れません※
そんなこんなでふもと巡りへgo!
ウルルふもと巡りは散策路がいくつかあるのですが、ツアーでは「マラウォーク」→「ウルル・カタジュタカルチャーセンター」→「クニヤウォーク」の順で周ります!
道は綺麗に塗装されているので歩きやすいです。アップダウンもなし。
ガイドさんの話を聞きながら、他の参加の人たちと一緒にわいわいハイキング。
ところどころにこういった壁画もあって、ガイドさんが解説してくれます。
こんな近くでエアーズロックを見ることなんて今後あるんだろうか・・
ここは昔こういった儀式で使われていて、、
ここは女の人は禁制で、、などなど
エアーズロックってただの自然が作り出した岩だと思ってましたが、歴史や色々と意味があるものなんだなあ~と感心。
日本人はエアーズロックのことを知らなすぎるのかもしれないね
ウルル・カタジュタカルチャーセンターの写真はありませんが、(全然残ってなかった、、写真禁止だったのかも・・覚えてないや)いわゆる博物館?のようなところで、展示物があったり、歴史に関する資料が置いてあります。
全て終了後、ホテルへお送り。
サンライズの時間によってツアー開始時間が異なるので、終了時間も時期によって異なりますが、午前中には終了します。
エアーズロックの滞在スケジュールおすすめ
エアーズロックでは、基本はこのツアーに行くくらい。
あとめぼしいものと言えば「キングスキャニオンツアー」ですが、興味がない方は1泊でも十分です。
キングスキャニオンツアーの詳細はこちら★
私のお客さんは、ほとんどが下記③パターンのどれかで行っていました。
おすすめは①か③だけど、実際お客さんは②が圧倒的に多かったんだよなああ・・
※追記※②のパターンは、エアーズロックに登れなくなった今は基本的に使わない行程なので線で消しています。以前はこんな行程だったんだなーと気になる方はサラっと見てください。今は①か③のパターンが基本になると思います。
①エアーズロック1泊
登れなくても全然ok!そしてウルル以外は興味ない人向け。
登山禁止後はこの行程が一番多そうな気がする!
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1日目
エアーズロック着、カタジュタ散策、ウルルサンセットツアーへ。
人によっては追加でBBQ+星空観光ツアーへ。
<エアーズロック宿泊>
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2日目
早朝からサンライズツアーとウルルふもと巡り/登山ツアーへ
午前中には終了、荷造りして午後便で帰る。
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②エアーズロック2泊
行くからには絶対登りたい!!!少しでも登れる可能性を上げたい!という人向け。
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1日目
エアーズロック着、カタジュタ散策、ウルルサンセットツアーへ。
人によっては追加でBBQ+星空観光ツアーへ。
<エアーズロック宿泊>
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2日目
早朝からサンライズツアーとウルルふもと巡り/登山ツアーへ
午前中には終了。
午後はエアーズロックリゾート散策や、早朝からツアー参加で疲れているのでホテルでまったりなど。
<エアーズロック宿泊>
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3日目
※2日目に登れなかった場合のみ
ウルル登山再挑戦ツアーへ
午前中には終了、午後の便で帰る
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このオプショナルツアーですが、登れなかった場合、翌日無料でもう一度同じツアーに参加することができます。
ただし、あくまで登山禁止になっていた場合のみで、登山できる状態にも関わらず、ふもと巡りを選んだ場合は、翌日参加はできません。
また、翌日参加の場合、全く同じツアーに参加になるため、一度見たサンライズから参加が必須です。
朝早いし前日見たから、登山の部分から参加というのはできません。
更に、再挑戦ツアーでも登山禁止だった場合でも、途中で帰ることはできません。
前日参加したものと全く同じふもと巡りに再度流れで参加になります。
個人的にはこの行程、あまりおすすめしていませんが、多くのお客様は登りたいと言ってこの行程にされていました。
2日目に登れてしまったら、2日目の午後以降暇だし、どちらの日程も登れなかったら、3日目のツアーは面白くないし、個人的にはリスクが大きいかなあ・・といったところです。
③エアーズロック2泊 キングスキャニオンも楽しむ行程
エアーズロックからキングスキャニオンに行くオプショナルツアーを取り入れた行程です。
キングスキャニオンのツアーは1日かかるので、2泊必要になってきます。
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1日目
エアーズロック着、カタジュタ散策、ウルルサンセットツアーへ。
人によっては追加でBBQ+星空観光ツアーへ。
<エアーズロック宿泊>
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2日目
終日キングスキャニオンツアーへ
<エアーズロック宿泊>
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3日目
早朝からサンライズツアーとウルルふもと巡り/登山ツアーへ
午前中には終了、荷造りして午後便で帰る。
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これは私の一番お勧めの行程!
エアーズロックに登らずキングスキャニオンに登ればいいじゃない!という考え(笑)
そして登山が禁止になったあとは、この行程が主流になるんじゃないかなあと思っています。
エアーズロックに行く際、持って行った方がいいもの
- スニーカー
- リュック
- 帽子
- 長ズボン
- 日焼け止め
- 軍手 ※登山用なので今後は不要
- お水
- タオル
季節によってはパーカーやウルトラライトダウンなどの防寒具なども。
登山有無に関わらず、ゴツゴツしたところを歩くのでスニーカーは必須。
また、このオプショナルツアー自体、長ズボン必須になっているので持って行く必要があります。
で、持って行ってなくて後悔したのがリュック・・!!!
私はこのmozのショルダーバッグで行ったんですよ。
そしたら、ツアー参加のときに、飲み物1L持ってくるように言われたんですね。
これがねえ、、かばんに入らないんですよ(笑)
しかもキングスキャニオンは飲み物2L持ってこいとのこと!!
これにタオルやらポーチやらカメラやら、、小さい鞄じゃ絶対に入らないんです!!!
手に持つしかない状態になると、歩きにくいし、写真撮りにくいし、もう最悪・・・・・
友達の鞄も入らなかったので、二人で1個現地でリュック買って、順番交代で持ってました。(笑)
そしてエアーズロックリゾート内のスーパー、ヘロヘロの紙袋(有料)しかくれません。
有料でもプラスチックのレジ袋もらえなかったので、重いものを買うと紙袋が破れて悲惨なことに涙
そんな時のためにもリュック、もしくは大きい鞄は絶対にあったほうがいいです。
また、ツアー参加にお水持って行くのが必須で、お迎えに来た時に水を持ってるかチェックされます。
暑い砂漠地帯なので、水必須。
私はキングスキャニオン(水2リットル必須)も参加したので、3日間で合計3リットル。
また、ツアー参加時以外でも朝晩やホテルに居る時に飲む水として3日間で2リットルくらい。
お水は貴重なのか、どのホテルもお部屋にペットボトルがあっても有料で、ホテルだと500mlで7~8ドルくらい(白目)
もともと物価が高いオーストラリアで、更にお水が高いエアーズロック。
スーパーで買っても500mlで3~4ドル。
合計たぶん5リットルくらいで、水だけで3000円くらい使った気がします。
しかも5リットル、ヘロヘロの紙袋で運んだからもう死ぬかと思った。(笑)
なので、スーツケースに余裕があったら、、くらいで十分ですが、ミネラルウォーターを持って行くと少し節約になりますよ!!
エアーズロックは登れなくても楽しいよ!!
結論、エアーズロックは登るのが全てじゃない!!
というかなんで日本では、エアーズロック=登る場所というイメージが付いてしまったんでしょうか?と心の底から思うくらい、実際に行ってみたら登山の印象が薄かったです。
登山禁止になったあとでも、ぜひ行ってみてくださいね。
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